1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/24(火) 20:35:06.23 ID:1tTWuIGN0
12月24日、午前8時。

俺は歩き慣れたこの街の中をゆっくりと歩いている。


ほぅっと吐く息が白い靄となり、自分の歩いた場所にしばし留まる。

そうやって一つ一つの場所に標しを打つように

俺は学生時代を過ごしたこの街を、ゆっくりと巡っている。


俺が実の妹に熱烈な告白をするため多くの友人を巻き込み

その想いが成就して桐乃と恋人として過ごしたあの4ヶ月間

あの騒がしかった日々が今ではもう7年も前の出来事だ。


SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1387884906

2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/12/24(火) 20:36:54.49 ID:1tTWuIGN0
あの後俺は大学に進学し、学年が上がる際に実家から遠ざかったキャンパスとの往復に耐え切れず

3年生になると大学周辺で一人暮らしを始めた。


そのことを話した時は桐乃の激しい反対にあったっけな

それでしばらく口もきかない程すれ違って、またおもいっきり酷いこと言い合って

やっぱりまた、仲直りして。


そうやって決まった一人暮らし。

案の定外食に染まった俺の食生活を見かねて、あいつが押しかけてきたりもした。


「桐乃の一人暮らしだけは親父が絶対に認めなかったな」


あの時の親父の必死さを思い出し、一人で笑った。

3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/24(火) 20:37:28.75 ID:1tTWuIGN0
しばらく歩くと、昔良く遊んだ公園を通りがかった。

ここにほ事あるごとによく来たよなぁ

「あいつらは・・・」

元気でやってるかな。

町並みのいたる所に桐乃や友人との懐かしい思い出がたくさんころがっていた。


大学を出た後俺は、就職した会社でそれはもうコキ使われていて

毎日毎日新しいことを覚え、挑戦し、挫けて

まぁ充実した社畜ライフを送っている。


黒猫や沙織、あやせ、加奈子に、麻奈実。

あいつらとも長く連絡を取り合っていたものだけど

社会人になってからはお互いに忙しくて

だんだんと疎遠になっていった。

タグ: