【咲-Saki-】由暉子「由暉子王国叙事詩」【SS】

1: ◆eBX.lrCXD2:2017/03/14(火) 19:24:56.27 :+C7mM5Qq0

唐突ですが、我が国、由暉子王国の説明をしましょう



その王国は北海道の某所、真屋夫妻が建てた一戸建ての二階、北東に面した角部屋に位置しています。

東の窓からは朝日が差し込み、北の窓からは寒い風が吹き付ける我が王国の領土は、およそ六畳

入国の際には、南西に位置する扉から入ることができます

扉にはエイリアンのポスターが貼っており、巨大な双眸が入国する者を睨めつけています

この扉をくぐる者、汝一切の希望を捨てよ


2: ◆eBX.lrCXD2:2017/03/14(火) 19:26:27.38 :+C7mM5Qq0

エイリアンを睨み返しながらエイヤッ!っと扉を開くと、眼前には我が由暉子王国の大地が聳えています

入って左手、西側の壁には様々な衣装が詰まったクローゼット

ついこの間までは我が国の民族衣装はとても地味なものでした

しかし旅の行商、揺杏先輩のおかげで、実に豪華絢爛煌びやかな衣服に満たされる事になりました

北の壁には窓と、国王である私が身を横たえるためのベッドがあります

雲のようにフワフワとしたベッドに横たわり、天上から国土を睥睨して電灯を消す事で、我が国には夜が訪れます

そして天井には、星座のポスターがプラネタリウムのように貼ってあり、蛍光塗料で輝くその星々は、我が国の夜空を彩っています


しかし、光あるところにまた闇もあり


このベッドの下は、ガラクタやゴミを適当に押し込んだ、混沌空間となっています

いずれは視察に向かい、片付けなくてはいけませんが、多忙につき先延ばしにしています


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