曜「クリスマスツリーは綺麗ですか?雪は降っていますか?」


1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/12/25(月) 03:21:31.15 :Bd0JRqI80

火曜日の朝、津島善子は虫の居所が悪かった。学校指定の椅子に脚を崩して座り、机に頬杖をついてひどく不機嫌な顔をしてた。曜が朝待ち合わせの時間に来なかったのだ。
どうせ大方夜遅くゲームでもして約束の時間を寝過ごしたのだろうと思い一本、また一本とバスを見過ごしても姿は見えず...結局一人でバスに乗り、善子は遅刻ギリギリに教室に到着する羽目になったのだった。

「善子ちゃん不機嫌ずら...何かあった?」

朝礼が終わるやいなや花丸が声をかけてくる。
普段おっとりして、やる事為す事がゆっくりしている花丸だが、こういった事...人の心の機微に関してはとても鼻が効く少女だった。
善子は説明するのが億劫だった、なにより一緒に登校できなかったくらいで機嫌を損ねてるなんてことを知られたくない。善子は足を組みなおし平静を装いなんでもないと返して見せた。

「まあいいずら、善子ちゃんが上手くいってないのはいつも通りずら」
「ちょっとそれどういうことよ!」
「あはは......」
からかう花丸に突っかかる善子...その様子をみて和かに微笑むルビィ。きっとそれはこれ以上は踏み込まないという花丸の合図なのだろう。
仲良し三人組の居るこの一年生の教室で、幾度となくみられた光景だった


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