【まどか☆マギカSS】 神の国と女神の祈り ─4─



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607 : 以下、名... - 2014/05/03 21:50:18.59 hFkL6S0t0 525/3130

第13話「アキテーヌ居城」

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朝がすぎ、昼になった。

日差しは強さを増し、林に降りてくる光の筋も、いよいよ暖かくなってきた。

昼になって活発になった林の野鳥たちは、ウグイスが、嘴で落ち葉のなかに落ちた木の実をつつている。


晴天はどこまでも青く、晴れ空だった。もくもくの雲ひとつなくなった。春色の温かみがどこまでも青い空に満ちる。


いよいよ二人は、アキテーヌ家の居城に辿り着く。

円奈とアリエノールは、二人並んで馬を走らせ、ついに林のなかを抜ける。


林がひらける。

すると、広々とした平原にでた。


まず目に飛び込んでくるのは大きな湖だった。青色の、広々とした涼んだ湖が、視界に飛び込んでくる。

608 : 以下、名... - 2014/05/03 21:51:23.65 hFkL6S0t0 526/3130



「わあああ...」

そして円奈は、たまらず息をもらしてしまう。


湖の上に建てられている城。巨大な城。高さは50メートルくらいあり、大きさは湖に負けないくらいの、石造りの城。


湖の大きな水面に、城の姿が反射して映っている。湖のなかに景色が丸写しになっていて、見事な鏡写しの世界になる。


石造の城の壁は強固な凝灰岩を積み上げてつくられた。

見事な威容を誇る城の壁は、ところどころアーチ型の窓がつけられ、湖に面している。


そのアーチ窓のひとつひつつも、青色の湖のなかに反射して、水面のなかに城の姿を映している。

湖の青と、晴天の空。水面に浮かぶ城と、映る山々の自然の景色。見事な調和だ。


すっかり円奈は喜んでしまった。

「す、すごい...!こ、ここが、アリエノールさんの居城なの?」

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