【まどか☆マギカSS】 神の国と女神の祈り ─1─


1 : 以下、名... - 2014/02/01 23:59:40.27 Mde5z8cd0 1/3130

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∫ PROLOGUE IN HEAVEN ∫


”天上の序曲 ”


元スレ
【まどか☆マギカSS】 神の国と女神の祈り ─1─

【まどか☆マギカSS】 神の国と女神の祈り ─2─

【まどか☆マギカSS】 神の国と女神の祈り ─3─

【まどか☆マギカSS】 神の国と女神の祈り ─4─

3 : 以下、名... - 2014/02/02 00:01:11.57 qQXhj1Gz0 2/3130

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ぐるぐる、白黒の結界世界が渦巻いている。


鹿目まどかは、息を切らしながら、白黒のチェス盤の通路を、ずっと走っていた。


彼女の足音と吐息の他は、何の音もない。静寂。無音。
閉じ込められた結界の世界。

走る姿の影がチェス盤に映る。


「はぁ...はぁ...」


出口を求め、まどかは走るが、チェス盤の通路は果てしなく続いている。
だが、走りをやめるわけない。


白黒世界の結界を、ずっと走り続ける。
魔女の結界は、果てしなく広い。

どこをあてに走ったらいいのかは分からないが、ぼんやりしてはいられない状況だ。

白と黒の、円形に花咲く無数の表象や、無限に連なるタイルの壁や、白黒の柱が乱雑する道、全てを走りぬけ、ようやく見つけた。


「はぁ...はぁ...」息をあげながら、天井の吊り材に取り付ついた”非常口(EXIT)”の光る緑色の文字を、立ち止まって見つめる。


おそらくここから外に出れるだろう。


”EXIT”の標示の前で一度息を吸い、覚悟を決めると示された出口への階段を、まどかは一歩一歩のぼりつめる。


その階段もピアノ盤のように白と黒が一段ごとに入れ替わる。


出口の扉の前に行き着いた。

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