なぎさ「メリークリスマスなのです」


1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 22:30:45.31 ID:M1+oXvlLo

台本形式ではないので改行少な目ですが読みづらくならないように頑張る所存です


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「楽勝、楽勝!」
「亜紗子、それ以上は危険よ」

リカの声を無視してザコ魔獣を狩り続けた私は、
これまでと比べものにならない強い瘴気を感じ立ち止まった。
そして気づいた。

「しまった、罠!」

無数の鉄球のようなものを撃ち込まれ、ようやくここが魔獣のテリトリーと気づく。
まともに戦えばいくら命があっても足りないだろう。
あの時追撃をやめていれば......なんて今更後悔しても仕方ない。

踵を返し一目散に逃げ出す。
出口はどこに......あった!
開けた視界の向こうに光が見える。


2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/12/24(木) 22:32:16.69 ID:M1+oXvlLo

地上のカレンダーでいうところの12月23日。
騒動の始まりは、例によって私、美樹さやかのなにげない一言だった。

「あー、もう疲れた。そういや明日イブじゃん?パーティーしたいなー」

聞こえよがし?な独り言を聞いてぱぁっ、と目を輝かせた幼い少女。

「さやか!ナイスアイディアなのです!」

百江なぎさ。
私と同じく円環の理で、なぜか女神様をしてる元クラスメイトこと鹿目まどかの手伝いに明け暮れている。
なぎさのほうが先に円環の理に導かれたせいか時々微妙に偉そうである。

「無理だよ、そんな暇ないもん。一日だって休んだら大変なことになるんだよ!」
「まだ日程の余裕はあるはずなのです」
「ほむらちゃんの件もあるから時間の無駄遣いはできないよ」

なぎさや私、他の元魔法少女達も手伝ってくれるようになって、のんびりできるはずだった。
だがあの白い悪魔が予想外の行動に出たため予定が大幅に前倒しになっているらしい。
どこまでも迷惑な奴だ。

「それじゃ明日はパーティーなのです」
「というわけで、明日もいつも通り9時に集合!」
「それじゃ明日はパーティーなのです」
「だからそんな暇ないって」
「もういいのです。まどかなんて嫌いなのです」

なぎさが円環寮に走り去った後には気まずい空気だけが残されていた。

「今のはまずかったよ、まどか」
「その口調やめてねさやかちゃん」


「まどか、一日だけでもお休みにできないの?」
「やっぱり、それは無理かなって」
「まどかはさ、どうしてそこまで頑張れるの?」
「みんなを救うためだよ、それ以上の意味があるの?」
「まどかは優しいよ、優し過ぎる......」
「さやかちゃん?」

「あの子はこの世界ですごく強くなってると思う。でもね、心はまだ幼い子なんだよ。」
「......」
「だから、なぎさにもその優しさを向けてあげて。とてもしっかりしてるけど、小さい子供なんだよ」

会話が止まった。
そして、懐かしく思えるまどかの暖かな笑顔。

「うん、そうだね。私いつのまにか仕事のことでいっぱいになって、周りが見えなくなってたかも」
「まどか......」
「これからはなぎさちゃんにも優しくするね」
「ついでに私にも優しくしてほしいな」
「それは無理だよさやかちゃん」
「えーやだやだーやさしくしてよ」ブーブー
「明日になればわかるよ」
「えっ?」

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