2: ◆tF/D/g0jpg 2015/12/24(木) 21:35:05.97 ID:ghcomnyMo ちらり、ちらり。 見上げた視線の先、空を覆い尽くす鉛色の空から、雪が白い花びらのように舞い降りていた。 ここは遮るもののない海の上だ。幸いにもこの時期にしては穏やかな波ではあったが、凍てつく空気に容赦はない。 身体を二度、三度と震わせて、駆逐艦娘清霜は自らを抱きしめる。 「うう……さぶっ」 厚い雲のせいで太陽は見えないが、日没が迫ってきていることを暗くなり始めた空が教えてくれていた。 見張りの交代までは、まだ二時間はある。 日が落ちた後の寒さを想像すると...