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SSマンション

1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/29(土) 04:53:10.25 ID:hwywD0bN0 暮れの鎮守府。まばゆく反射する赤橙の夕日は、その日忘れてきた疲労をどっと思い起こさせ体を重くするようだった。 夕焼けの黄金に染まると、風に撫でられ掠れる緑木のさざめきも弔いの声に聞こえてきたし、紅白の吹流しがどれほどバサバサ尾をはためかせても何か就寝前の蝋燭を消す一息の如くであったりした。 太陽でさえもただ周りだけを黄白に眩しくして、己は赤黒く暗がりに遠のいていく。 夕暮れの眩しさは倦怠ながらいい加減に奮ったような輝きで、その下で全てはやはり...