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【シュタインズ・ゲート】紅莉栖「既成概念のメタフィクション」

2 : ◆aPZUlJLxaE - 2018/06/02 15:56:24.85 zf1EiWAw0 2/61

どうして今まで思い至らなかったのだろう。

私は“私"に問いかける。

トップダウン記憶検索信号が正常に働いていなかった?

あるいは。

海馬支脚に何か不具合が?

いいえ、重要なのは“想起"できなかった理由ではない。

脳なんてまだまだ未解明のことだらけなのだから。

とにかく今、重要なのは――――。

紅莉栖「私の服装が菖蒲院の制服しかない……!」

ホテルの衣装棚の前で立ち尽くす紅莉栖。

彼女の前には菖蒲院の制服を改造したものが何着も吊るされていた。

3 : ◆aPZUlJLxaE - 2018/06/02 15:58:19.90 zf1EiWAw0 3/61

*

つい一、二週間前のことだ。日本では、テレビや新聞、SNS等で例年を超える猛暑が予測されることが騒がれていた。

予報通り、連日暑さを増していく状況に牧瀬紅莉栖は慣れていなかった。

なぜなら彼女は日本生まれ、アメリカ育ち。基本的には今彼女が過ごしてい秋葉原よりも、寒い地域や研究室での冷房が効いた環境での生活のみだった。

故に、彼女の思考は“クール"を求めていた。

行動は早く、“髪、切っちゃおう"と長年自分を形成してきたファクターであるロングヘア―へとあっさり別れを告げた。

付け加えると、それによって恋人である岡部倫太郎の興味が自分に向いてくれることを期待しての行動でもあった。

結果は成功。

しかし常人であれば、ここで満足してしまうところを彼女はしなかった。

なぜなら、彼女は牧瀬紅莉栖。

弱冠17歳にして『サイエンス』に論文が載った才媛。

気づいてしまったのだ。髪をいじるのになぜ服装はそのままなのか?と。

紅莉栖「原因としては菖蒲院の制服が汎用性が高いせいよね……フォーマルとカジュアルどちらでも使えるから効率的だし。
一応他にもあるけど部屋着の“ヽ(*゚д゚)ノTシャツ"だけだし……
でも、さすがにこのまま女子高の制服だけってのは大人としてどうなのって話しよね……」

紅莉栖「よし、決めた」

紅莉栖「まずは電話ね」