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エレファント速報

1 : 以下、名... - 2016/06/30 11:48:21.84 GurctrU60 1/26

注意書き

地の文あり。
ある程度固まっていますが基本的にはその場で書きます。
いいお話ではありません。

では書いていきます。

元スレ
山城「海の底から」扶桑「目蓋の裏へ」

3 : 以下、名... - 2016/06/30 11:53:11.58 GurctrU60 2/26

私が腰のあたりまであった髪の毛を切ったのはいつの日のことだったろうか。
姉様に憧れて伸ばしていた髪の毛だ。
その髪の毛を、切った。
憧れだった姉様と、自分は違うのだと、ある意味当たり前なことに気付いた瞬間だったのだ。

「不幸だわ・・・。」

口癖のように呟く。事実口癖ではあるのだが。
私と姉様は似ていた。
姿形。高く聳え立つ艦橋。そして、不幸なところ。
けれど、違うところがあった。
髪の毛の長さ。たれ目とつり目。
そして何より、心が違った。
姉様の心は私と同じ不幸に蝕まれながらも、それでもなお気高かった。
私が不幸を嘆いている間に、姉様は不幸に打ち勝つ術を身に付けていた。
そして私にこう囁くのだ。

「山城、自分のことを不幸と嘆くのはおやめなさい。」

あなたは、強い子なのだから、と。

4 : 以下、名... - 2016/06/30 11:56:22.92 GurctrU60 3/26

強くなんてなかった。
けれども、姉様のその一言で。
私は変わろうと決意したのだ。
姉様に憧れるだけではなく。
不幸に抗うことのできる強さを持つ、そんな艦になろうと。

5 : 以下、名... - 2016/06/30 11:59:55.42 GurctrU60 4/26

本日、天気晴朗なれども波高し。
とは言えない日だ。
外は鈍色。今にも雨が零れ落ちそうだった。

「雨降って地固まるとは言うけれど・・・。」

今日は扶桑姉様の練度が最大になる日。
そして、提督がケッコンを申し込む日でもある。

「そうねえ・・・。今日の出撃、大丈夫かしら・・・。」

当の扶桑姉様には、まだ知らされていない。
いわゆるサプライズと言う奴だ。