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森きのこ!

1: ◆Xz5sQ/W/66 2018/06/07(木) 19:27:39.87 ID:ODZrmv780

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睡眠不足は仕事の敵だ。頭の回転が鈍くなる、集中力が落ちていく、
判断力は低下するしお肌も荒れて良いコトは無い。つまらないミスだって増える。

だから適度な仮眠を取ることは決してサボりなんかじゃなく、むしろ業務上必要な行為だと言っていい。

特に自分の時間が持てなくて、タイトなスケジュールを強いられる
プロデューサー業なんかをしていると、慢性的な睡眠不足に頭を悩ますことになる。

その日だって、俺は大真面目に仕事をこなしてたワケなのだが。

「プロデューサーさん、また欠伸ですか?」

言われてグッと口を閉じる。少女はデスクから舞い落ちた書類を拾い上げて、
呆れたような視線を俺へと投げかける。――北沢志保。

今度プロデュースすることになったユニットメンバーのうちの一人が、
相談があるとやって来た午後の事務室だった。


2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/06/07(木) 19:32:36.33 ID:ODZrmv780


丁度、青羽の美咲ちゃんも事務所に出掛けている時で、
劇場事務室(ここ)に残っているのは俺一人。

つまりは志保と二人きり。

俺は恥ずかしいトコ見せちゃったな、とでも言うように自分の頭をひと掻きすると。

「おっと、見られてたかい?」

「大きくて、随分気持ちよさそうな欠伸でしたよ」

俺が弾みで落としてしまった書類を受け取ると、彼女はやれやれといった風に瞳を閉じ。

「ここが学校だったなら、チョークが飛んで来てたかも」

「今時いるのか? そんな先生」

「少なくとも、私のところにはまだいますよ。......それに」

志保が猫の手のように丸めた右手をスッを伸ばし、
俺の額にコツン、と曲げた指の中節を押しつけた。

「私なら投げます。こら、起きろって」

そうして意地悪そうな笑みをニヤリ。
何ともコワ可愛い先生である。

きっと彼女の注意を引くために、
居眠りしだす生徒が後を絶たないな、こりゃ。