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あやめ速報-SSまとめ-

エレファント速報

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 05:30:41.66:Eoo/7SUi0

■ 始まりの森 ■


  トキワの森の独特の空気が、少年レッドを圧倒していた。
  頭上を覆う枝や葉による暗さ。そのすきまから差す柔らかな陽。
  その光の筋が雨のように降り注ぐ道を、一歩、また一歩。
 
  ――がさッ。

  ――がさッ、がさッ。

『トキワの森には近づくな』
『巨大な蜂のバケモノに殺される』

  それがマサラで育ったレッドが聞かされた迷信だった。
  大人はみんなレッドやグリーンのような子共を脅し育てた。
  もちろん、それは子供を危険な遊び場に近づかせないための策だったのだろうけど。

  これがレッドにとっての、初めての冒険だった。

  胸を焦げつかせる、新しい出会いと冒険の道が――。

 
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 05:32:56.99:Eoo/7SUi0

  ――がさッ。
 

???「――ほう、予知夢どおり、現れたか」
  森の入口付近で、レッドは綺麗な女と出会った。

  女は一際大きな大木の下で、冷たい眼でレッドを見つめた。

レッド「……」
???「おまえが私を知らなくても、私はおまえを知っている」

  ――マサラタウンのレッド。未来のロケット団の敵だ。

  妖艶に笑う黒髪ロングのカノジョ。
  彼女の抱える胸の中には、安らかに眠るピカチュウがいた。

 
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 05:37:37.47:Eoo/7SUi0

  ――ロケット団?

  黒い制服に、首もとの白いスカーフ。
  そして何よりも女の制服には、赤文字の『R』のマークがあった。
  それはポケモンの犯罪集団、秘密結社であるロケット団の証明だった……。


レッド「……」
???「私の名はナツメ。近い将来、おまえに殺される女だ」


  そして苛立ち気に、ナツメは舌うちをした。


  ――チッ!

 
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 05:43:28.86:Eoo/7SUi0