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1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/23(火) 01:05:49.85 ID:bJ8jU9aG0

橘「梨穂子はかわいいなあ!!!」

桜井「じゅ、純一ぃ……声が大きいよぉ」

橘「しまった、梨穂子があまりにかわいいものだからつい……」

桜井「もう……はやく部室行こうよ」

橘「そうだな。部室ならふたりきりだし」

桜井「へ、変なこと言わないでよぉ」


棚町「……ねぇ」

絢辻「なに?」

棚町「あたしたちってなんだったの?」

絢辻「やめて。今はそういうこと言わないで」




3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/23(火) 01:14:32.08 ID:bJ8jU9aG0

棚町「アンタ、これからどうすんの?」

絢辻「どうするってどういう意味?」

棚町「いや、なんていうか……どうやって気持ちの整理つけるか、みたいな?」

絢辻「あなたこそ、どうするつもり?」

棚町「あたしは……よくわかんないわ」

絢辻「そうでしょうね。あたしもよ」

棚町「ま、そりゃそうよねぇ……はぁ、この1ヶ月ってホントなんだったんだろ」

絢辻「だからそういうこと言わないで」


4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/23(火) 01:23:57.89 ID:bJ8jU9aG0

棚町「とりあえずなんか食べに行かない?」

絢辻「どうしてそうなるの?」

棚町「やけ食いってやつよ。それくらいする権利はあるでしょ、今のあたしたち」

絢辻「いやよ、みっともない」

棚町「別にいいわよ、あんたはしなくても。付き合ってくれるだけでいいから」

絢辻「あたしが付き合うメリットがないわね」

棚町「奢るわよ」

絢辻「それなら行こうかしら」

棚町「え、ホントに?」

絢辻「どうして驚くの?」

棚町「いや、まさかホントに来る気になるとは思わなかったから……
アンタって意外とゲンキンね」

絢辻「うるさいわね。行くならはやく帰る支度をしましょう」


6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/23(火) 01:33:18.17 ID:bJ8jU9aG0

棚町「クリスマスに誘いがなかった時点でなんか変だとは思ったのよ」

絢辻「……」

棚町「でもアイツ、クリスマスにはちょっと苦手意識あるから
今年もそれなのかなって思ったり……ちょっと、聞いてんの?」

絢辻「ねぇ、棚町さん」

棚町「なによ」

絢辻「あたしはあなたの愚痴を聞くために来たわけじゃないんだけど」

棚町「いいでしょーこんくらい。女がふたり、無言でご飯食べててもおかしいじゃない」

絢辻「じゃあせめてもっと盛り上がる話にしてもらえるかしら」

棚町「盛り上がる話ねぇ……」


9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/23(火) 01:48:37.58 ID:bJ8jU9aG0

棚町「あっ。そういえば先月ね、アイツとデートしたのよ。遊園地で」

絢辻「ふーん。それで?」

棚町「そしたらなんかよくわかんないけどあたし男の子になっちゃってさ」

絢辻「本当によくわからないわね」

棚町「それでアイツに抱きつこうとしたら本気で逃げられちゃって」

絢辻「彼に変な趣味がなくて安心したわ」

棚町「いやーあのときのアイツのビビった顔、ホントに面白かった……な……」

絢辻「急に落ち込まないでよ!」

棚町「だってー……最近の面白いことって言ったら全部アイツ関係のことしかないんだもぉん……」

絢辻「はぁ……あたしが悪かったわ。盛り上がるなんてそんな気分になれるわけなかったわね」


10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/23(火) 02:01:35.85 ID:bJ8jU9aG0

棚町「アンタはないわけ? 愚痴りたいこととかさ。
遠慮なく言っていいのよ。あたしたちは同志なんだから」

絢辻「あなたに聞いてもらうようなことはないわ」

棚町「そうやってストレスため込むから腹黒になんじゃないの?」

絢辻「余計なお世話よ!」

棚町「そうそう、大声でも出してストレス発散しないと。あ、今からカラオケ行く?」

絢辻「いやよ、あんな騒がしい場所」

棚町「いいじゃないの。たまにシャウトするとすっごく気持ちいいのよ?」

絢辻「あなたひとりで行ってくれば?」

棚町「いいからアンタも来んのよ。ほら、立った立った!」

絢辻「ちょ、ちょっと……!」


11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/23(火) 02:14:17.27 ID:bJ8jU9aG0


棚町「あー歌った歌った。やっぱりカラオケはいいわねー。スッキリしたわ」

絢辻「それはよかったわね」

棚町「ふぅ……でもあれね」

絢辻「なに?」

棚町「なにかしてるときはいいけど、
それが終わるとどうしても思い出してテンション下がるわね……」

絢辻「全然スッキリできてないじゃないの……」

棚町「っていうかなんでアンタはそんな涼しい顔できんのよ……」

絢辻「あなたを見てるとこんな見苦しい姿は見せたくないと思えるからかしら」

棚町「あたしを反面教師にすんじゃないわよ……」


13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/23(火) 02:35:15.72 ID:bJ8jU9aG0

棚町「……ホント、どうすればいいのかな」

絢辻「はやく忘れるように努めることね。きっと時間が癒してくれるわ」

棚町「アンタは忘れることにしたの?」

絢辻「さぁ……あたしはどうかしら」

棚町「なによそれ。あたしには忘れろとか言っといて無責任ね」

絢辻「あたしとあなたじゃ境遇が違うでしょ」

棚町「一緒でしょ。アイツを桜井さんに持ってかれたんだから」

絢辻「それでもあなたには他に頼れる人がたくさんいるじゃない」


17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/23(火) 02:56:06.87 ID:bJ8jU9aG0

絢辻「わたしには彼と過ごした少しの時間しか幸せな記憶がないから……忘れられる自信がないの」

棚町「いくらなんでも大げさでしょ」

絢辻「……ふふっ、そう思うわよね。ごめんなさい、今のは聞かなかったことにして」

棚町「なによ、変なの……」

絢辻「あたしも傷心ってことよ」

棚町「まぁよくわかんないけど、そこまで悲観することもないんじゃない?
人生長いんだし、楽しいことだってまだまだあるわよ」

絢辻「あなたみたいにお気楽だったらそうかもしれないわね」

棚町「アンタはネガティブすぎんのよ。毎日勉強ばっかりしてるから気づけないだけでしょ」


18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/23(火) 03:16:23.99 ID:bJ8jU9aG0

絢辻「……もしかして、あたしのこと励ましてるつもり?」

棚町「アンタが人生終わったみたいなこと言ってるからそれはないって言ってるだけ」

絢辻「仮に今後楽しいことがあったとして、
いつになるかもわからないでしょ。10年後、20年後かもしれない」

棚町「だからなんでそこまで極端なのよ。カラオケだって楽しかったじゃない」

絢辻「楽しんでたのはあなただけよ」

棚町「え、なに? アンタ楽しくなかったの?」

絢辻「あたしが楽しんでるように見えたの?」

棚町「……わかったわ。ちょっと来なさい」

絢辻「な、なによ急に」

棚町「意地でもアンタに楽しい思いさせてやるわ」


24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/23(火) 04:15:46.76 ID:f+6DVja4O