2 : 以下、名... - 2010/12/24(金) 10:50:06.90 PEieF2ne0 1/35 まだ誰もいない朝日が差し込む部室は、ひんやりとしていてもう冬がすぐそこまで来ていることを私に教えてくれていた。私は一人じゃ広すぎるくらいの部室で、小さく息を吐いた。白く染まった私の息が、冷えた空気に溶けていく。時計の針の音が、妙に大きく聞こえた。「十、九、八……」あの人を待つ時間は、長い。あの人はいつも、待ち合わせの時間を過ぎてから、いたずらな笑顔を浮かべながら現れる。「五、四、三……」もう教室に戻ろうかと思ったら、まるで計った様に私の前に立っている。そういうところ、ずるいと思う。「...