2: ◆K1k1KYRick:2016/11/05(土) 06:38:06.06 :YATHtVYdo 「……」 寂しい公園へと続く暗い夜道を、コートを羽織った財前時子が歩いていく。 彼女はフードを目深にかぶっていて、その見事な 長く美しい髪を一切見せていない。 彼女は郊外にポツンとある公園に着いた。 そこは丁度高層マンションの北側にあり 日照権の存在すら知らないくらい昼間も暗かった。 ずさんな都市緑化計画のために植えられた木々が恨めしそうに密集していた。 辺りを見回して入念に人気がない状況を確認した時子は コートのボタンを外してスルスルとそれを肩から脱いで枝にかけた...