1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/06/09(日) 17:44:28.31 ID:NgSdC7sEo 病院の廊下にある簡易的なベンチで、文庫本の表紙をぼんやり眺めていた。 それは以前、律子が好きだと言っていた恋愛小説だった。 律子が事故にあってから読むのを中断していたから、こういう暇のできた時に続きを読もうと思っていたのだが、 それまでのストーリーを忘れてしまい、最初から読み返すのもおっくうですっかり読む気が失せてしまった。 やはり、誰かと一緒に来るべきだった。せめて話し相手の一人くらい。 ぼんやり、壁に貼られた献血やがん予防なんかのポスターに視線を...