1: ◆FjkrZVfjEzJ3:2017/07/27(木) 22:05:03.03 :AN6ekCki0

息抜きに
気の向くままに書くので設定と違うとこやら終章以降のネタバレあるかもなので注意


2: ◆FjkrZVfjEzJ3:2017/07/27(木) 22:33:41.03 :AN6ekCkio


ぐだ男(そう言えば――暑い暑い日差しの下でふと思った)

――マシュって蚊を見たことがあるのかな、と

ぐだ男(思えば永い永い旅路だった。よく分からないうちに人類最後のマスターになって、人類史を救った)

(灼けた街冬木、百年戦争の地オルレアン、かの偉大なローマ、大航海時代のオケアノス、死の霧に包まれたロンドン、独立戦争時代のアメリカ、異物たる「聖都」に蝕まれしエルサレム、滅びゆくウルク)

(あと京都とか鬼ヶ島とか――とにかくよくわからないいろんな所を、文字通り山越え谷越え、何とか救って)

(最後には、悲しい、とても悲しいことがあった)

(それでも立ち止まらずに歩き続けて)

(でも今はちょっとだけ寄り道をして、あの暑い夏の日に来た島にいて)

(ふと、思った)


3: ◆FjkrZVfjEzJ3:2017/07/27(木) 22:48:56.25 :AN6ekCkio


ぐだ男(マシュ――マシュ・キリエライト。俺の後輩、そしてサーヴァント)

(「あの」日に出会って、彼女を救って。今この瞬間に至るまでずっと守ってくれた彼女)

(あの時までまでずっとカルデアにいて、外に出たことがなかった彼女)

(あの時からずっと一緒にいて、いろんなところを一緒に旅した彼女)

(旅路の最後に「あんな」事があってもなお、心の清らかだった彼女)

(会えなくなってしまうかと思ったけど、それを超えて凹のところに帰ってきてくれた彼女)

(そんな彼女――箱入り娘同然な彼女は)

(蚊に刺され、白い白い雪花のような柔肌、かといってただ柔らかいだけでなく、その内に確かな強さを秘めた肌を)

――蚊の唾液によって、赤く赤く、腫らしてしまったことは、あるのだろうか。と