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1: ◆Xz5sQ/W/66:2018/06/07(木) 23:21:23.84 :ODZrmv780

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別に困らせたかったワケじゃないの。
ただ、少し、ほんのちょっと、お互いの気持ちが気になった……それだけ。

だからパパっと着替えに袖を通すと、私は一人ぼっちの部屋から出発。
コンコンコンとノックしたら、ホテルのドアは望み通りに開いてくれた。

「……麗花か、一体どうしたんだ?」

扉と壁との隙間から、顔を覗かせた彼は何だかぐったりしてるみたい。

多分だけど、やっほー! って私が声かけても、やっほー! って返っては来なさそうな。
そんな疲れた顔をしてる。それにそれに、まだワイシャツ姿のままでいるし。

ホテルに着いたのが二時間前。ご飯を食べたのはその後すぐ。
私がお風呂を出たのが、大体三十分ぐらい前のことだから――。


2: ◆Xz5sQ/W/66:2018/06/07(木) 23:23:09.41 :ODZrmv780

そう! 私にはすぐに分かっちゃった。

何が分かったのかって言うと、一緒に晩御飯を食べたその後から、
彼がお風呂にも入らずにずーっとお部屋でお仕事をしていたことが分かったの。

だから彼はまだワイシャツを着たままで、だから少し疲れた顔をしてて、
だけどそれを隠すみたいに笑ったから、私は言わなくちゃ! と思ってこう言ったの。

「プロデューサーさんは、まだパジャマに着替えてないんですね。
……ダメですよ? シャツを着たまま寝ちゃうのは」

すると、なんと! キョトンとされた。でもいいの。
疲れた顔にはバイバイして、彼はパチクリと瞬かせた両目で私の着ている服を見ると。

「……そうだな。麗花はバッチリパジャマだもんな」

「はい、バッチリパジャマなんです。しかもお出かけ用の新品の」

「買ったのか? わざわざ」

「変ですか? だって今まで持ってなかったから」

そう言って私は、まだ体に馴染みきってないパジャマの裾をピッと引っ張った。
サイズは合ってるハズだけど、こうすると胸元がちょっと苦しいかな。