1: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2018/03/02(金) 00:06:43.79 ID:ij6RGJGj.net

体験入部後、スクールアイドル部に入らなかった花丸ちゃんのお話



2: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2018/03/02(金) 00:07:17.52 ID:ij6RGJGj.net

1人、図書室で本を読んで過ごす。

この学校の人は、あまり本を読まない。

だからいつも、図書室はマルの独占状態。

本の世界はとても素晴らしいの。

いつもマルを素敵な世界へと導いてくれる。

マルはその世界が大好きで、それさえあれば1人でも平気。


3: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2018/03/02(金) 00:08:08.35 ID:ij6RGJGj.net

でもね、少し寂しさもある。

以前は一緒に居てくれる友達がいた。

黒澤ルビィ。マルの大切な友達。

でもその子との関係は、マルが自ら手放した。

背中を押してあげた結果、ルビィちゃんはアイドルの世界へ飛び込んでいった。

それまで2人の居場所だった図書室にルビィちゃんが顔を出すことはほとんどなくなった。


4: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2018/03/02(金) 00:10:00.27 ID:ij6RGJGj.net

窓を開けて、屋上の外を眺める。

曜「ルビィちゃん、その調子だよ!」

ルビィ「はい!」

聴こえてくる楽しそうな声。

屋上で練習中のAqoursのみんな。

この前に出したPVが好評で、今度東京の大会に呼ばれるとルビィちゃんが嬉しそうに話してた。

マルも一応、入部を誘われた。
でも断った。マルには向いてないもの。


5: 名無しで叶える物語(もんじゃ) 2018/03/02(金) 00:11:20.88 ID:ij6RGJGj.net

まったく興味がなかったといえば嘘になる。

でも体験入部で自分の適性のなさは分かっていたので、その程度のモチベーションでは足を引っ張るのが容易に想像できた。

そんな人間が入って、みんなの、ルビィちゃんの邪魔をするわけにはいかないから。

それにルビィちゃんは今でもマルと一緒に居てくれる。

でもやっぱり、スクールアイドル部の活動が優先されるけど。

そうするとどうしても出てくる、マルの知らないルビィちゃん。

中学の時はずっと一緒だった。だから知らない事なんて、何にもなかったのに。

「寂しいな……」