※『とある神父と禁書目録』シリーズ

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とある神父と禁書目録

7 : >>1 ◆weh0ormOQI - 2011/12/25 22:37:09.22 21JsyUv70 2134/2388



――Passage14――


「ふふっ、ふっ、あっはははっはっはっは!!!!!」


哄笑が寒々と、だだっ広い電子の箱庭に響き渡っていた。


「望外だ!! まさか、ここまで! ここまで上手くいってしまうなどとは!」


待ちに待った『プラン』達成の瞬間を目前にして、男は声を張り上げて、腹の底から
笑っていた。


「――――私の百年は、いったい何だったと言うんだ、エイワスッ!!!」


大口を開けて笑い崩れながら、大粒の涙を流していた。

8 : >>1 ◆weh0ormOQI - 2011/12/25 22:39:30.10 21JsyUv70 2135/2388



「アレイ、スター? …………っ!」


思わず崩れ落ちた男の背中に駆け寄りそうになって、ローラは自分で自分の頬を
力の限りはたいた。
親子の情などあるはずがない。
搾りかすの一片とてもはやこの血潮には残っていない。
そう、必死で頭の中で反芻する。


『無限の愛』に触れてなお、傷付けてでも守る覚悟を貫ける適格者に敗れる。

宿主を守り通したいという『感情』が、『法の書』を紐解く選択肢を突きつける。

原典を山のように読み込ませることで、『法の書』の読解が叶うまでにその『魂』を
研ぎ澄ます。

『記憶』の中の無数の情景から逆算して、科学のパーツも魔術のパーツも等しく、
いとも容易く創造する。

これらすべてを、融合の日であると世界に認識された『七月二十八日』が後押しする。

そして『神』を『浄』化する存在が産み落とされ、十字教の時代が――――否、既存する
すべての宗教の時代が終わる。


オ シ リ ス ホ ル ス
『人が神に隷属する時代』が終わり、『人が神になる時代』が訪れる。