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ホライゾーン

森きのこ!

2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/12/31(日) 20:23:26.17ID:cO+HlQy0o


目が覚めると、見覚えのない天井が広がっていました。ええ、もう、まったく見覚えがありません。どうにも安っぽい白色は、自宅のものとは違います。 
間違えて誰かの寝床にでも入ったのかと女子寮に泊まっていれば思えますが、ボクは昨夜、確かに自宅で寝た記憶があるので、その線は考えにくいでしょう。 
なら──どういうことでしょう。 
冷静に、落ち着いて思考しましょう。 
通常の人であれば慌てふためくのでしょう。しかしカワイイボクはこの程度の状況は慣れたものです。朝起きたらとても国内とは思えない秘境でした、なんてこともありましたから。 
普通の家である時点でどう転んだって慌てふためくようなことはありえな 

「なああああああっ!?」 

「ひゃあっ!? どど、どうしたの!? 泥棒さん!?」 

なんということでしょう。 
こんなことでは驚かない、慌てないと大言壮語を吐いていたボクが、まったくカワイくない反応をしてしまいました。 
そんなボクの大声に驚いたように布団から跳ね起きた女性──まさしく、その女性こそが、ボクが飛びきりの反応をしてしまった原因であるわけですが。 
彼女はそんなボクの驚きの原因を知らず周りをキョロキョロと見回している。トレードマークのぴょんと飛び出た一房の髪の毛が景気良く動き回っていて、相変わらず可愛い人だと思っていた。 

そう、彼女──小日向美穂さんがボクの隣で寝ていた。その事実がボクから一瞬にして冷静さを奪った原因でした。