双葉杏「セーラー服をぬがさないで」


2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/10(火) 01:29:44.66 ID:h3AcEulr0


杏「おっつー......あれ、プロデューサーしかいないじゃん。きらりは?」

P「ハズレみたいな扱いをするな。見てないぞ。まだ学校じゃないのか?」

杏「そっか。まぁ待ってればその内来るかな。邪魔するよ」


ひょこひょこ歩いて来客用のソファに腰を下ろす双葉杏に、プロデューサーは目を剥いた。

その行動にではない。彼女の傍若無人さからすれば、この程度のことは日常茶飯事の朝飯前である。

プロデューサーが驚いたのはその出で立ちにだった。普段のスタイルとは全く異なったフォーマルな服装。

いわゆる学生服、それもブレザーを着用しているのは初めてのことだった。


3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/10/10(火) 01:31:11.68 ID:h3AcEulr0

P「その服......制服だろ? お前んとこって私服じゃなかったっけ?」

杏「ぶぶー。標準服でーす。とまぁ揚げ足取りはさておき......私服OKだけど、それとは別に制服もどきみたいなのがあるんだよ。今日は終業式だったからさ。節目の行事くらいは、ってね」

P「ふーん......はー......へぇー......」

杏「何その生返事......人の話ちゃんと聞いてる?」

P「聞いてる聞いてる。でも珍しいなって思ってさ。初めて見た」

杏「そうだっけ? まぁ言われてみたら式典の時って大体家に帰ってるな......なんかこう、肩が凝るんだよね」

P「フォーマルな服ってのは得てしてそういうもんだろ。しっかし......こうして見るとお前、高校生だったんだなぁ」

杏「こうして見なくても高校生だよ......なんだと思ってたの」

P「うーん......座敷童?」

杏「......プロデューサーの方がさ、杏のことひどい扱いしてることあるよね。まぁいいけど。高校生だから何?」

P「いや、ちょうど学園ドラマの役の募集が掛かっててさ。誰にしようかなーなんて思ってたんだけど......杏、やってみないか?」

杏「えー。仕事の話ー?」

P「そう言うなよ。当たれば大きいぞ? オーディション用の台本もあるし、目を通すくらいしてみろよ」

杏「気乗りしないなぁ......もっと適役がいるでしょ。杏に振ってどーすんのさ」
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