1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) 2012/02/26(日) 23:12:06.74 ID:nMaOFa3AO
私は魔法少女。

魔女を狩る者。

いずれ魔女になる者。

……そして。


ほむら「思い出せない…私は何者だ?」


名前もわからない。

願いもわからない。

わかるのは、天井が白くて、頭がひどく痛いことだけ。

SSWiki :

引用元:

posted with
Max Factory (2011-11-30)
売り上げランキング: 35,872
3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) 2012/02/26(日) 23:17:53.86 ID:nMaOFa3AO
ほむら(……体が重い)


ベッドから這い出る。ここは病院だろう。

私は入院をしていたのか。


ほむら(なんて酷い視界だ、くそ)


視力が悪すぎる。このままでは魔女に殺される。回復しなければならない。

指輪をソウルジェムに戻し、鏡の前へ。

魔力を込めて、視力を強化。


ほむら「……これが私か」


長い黒髪。癖なのか、染み付いた陰鬱な表情。

鮮明さの蘇った鏡には、名も知らぬ私がいた。

4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) 2012/02/26(日) 23:25:12.52 ID:nMaOFa3AO
ガラララ。

戸を開く。個室とは良い身分だ。

だからこんなに情けない顔つきになるんだ。


ほむら「……暁美ほむら、か」


顔の印象に反して、暖色系の雰囲気が強い名前だ。

私は今までどう育ったというのか。

私は……。


ほむら「…私は、魔法少女だ」


私は魔法が使える。

魔女はいくつも倒してきた…ような記憶はある。

かなり長い間戦った…。


ほむら「……ちっ、魔女との戦いで記憶がトんだか」


油断でもしたのか、重傷を負って入院…といったところだろう。

…病室に戻ろう。

5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) 2012/02/26(日) 23:34:56.89 ID:nMaOFa3AO
ほむら「……記憶喪失」


まるのついたカレンダー。

知らない学校の入学案内。

私は近々、見滝原中学に転入するようだ。


通い慣れた学校ではないようで助かった。奇跡的だ。

記憶喪失でも、前の私を気にせずに振る舞うことができる。

ひとまず、転入に際しては気兼ねのない動きができる。


ほむら「…アパートの案内…家族の予定…私はこの歳で一人暮らしか」


親はこの町にいないらしい。

まあ、居ても困るだけなのでありがたい。

時間を気にせずに魔女を狩れる。


ほむら「……そうだ」