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元スレ
陽乃「おうとう」

2 : ◆9R3wZBkMiw - 2015/06/30 07:49:43.02 LU7xSk9GO 2/17




予備校での講義が終わり、鞄を整理していた時だった。不意にスマホが鳴きわめく。
宛先を確認後、直ぐに拒否権がないことを察した。

「もしもし、なんですか」

「ひゃっはろー。良かったらお姉ちゃんと、お茶しないかーい?場所はー、比企谷君が決めていいからね」

この人相手にいちいち気を使った場所を選んでも仕方がない。どうへ嫌な場所だったら嫌だと言うのだ。

「じゃ、駅前のサイゼで」

「……りょーかい、近くに来たら連絡するからね。逃げちゃ駄目だぞー」

3 : ◆9R3wZBkMiw - 2015/06/30 07:50:51.39 LU7xSk9GO 3/17


「おっ、ひゃっはろー。来たなー文学少年」

「なんすかそれ……」

彼女、雪ノ下陽乃は得てして人目をひく。外面だけでこの先食っていけそうだよな、この人……

これからの化かし合いを考えると、動悸がきもち激しくなるのを堪える。

・・・・・・最も、狐と鯱では捕食者の性能に差は否めない。小町に胃薬のお使い頼もうかな……

店員が水を運んで来たので、取り敢えずドリンクバーを二つ。雪ノ下さんはスープバーも追加で頼む。

4 : ◆9R3wZBkMiw - 2015/06/30 07:51:55.76 LU7xSk9GO 4/17


「あ、お姉さんスープ取ってくるから、カプチーノよろしくね」

「はいはい……」

サイゼにマッ缶ないからなー……ドリンクバーにあったら、毎日通うな まである。
結果太るな。千葉でピザを量産、なんつって。落花生だけで充分だ。


「おまたせー、比企谷君のために急いで戻ってきたよ」

落花生、ディスティニー、ピザ量産……
日本は千葉をアメリカにして次世代の覇権を狙う気なのだろうかと、どうでもいい考えを巡らせているうちに雪ノ下陽乃は戻って来た。