杏子「ワイルドタイガーだ!」





1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/08(月) 17:33:55.02:mYe+tkO30

鏑木・T・虎徹は夏真っ盛りの部屋の中で暑さと戦っていた。長年愛用していたエアコンが、先ほど壊れてしまったのだ。

虎徹「いくらなんでも暑すぎるだろ......。窓でも開けるか」

そう言いながら部屋中の窓を開ける虎徹。すると、勢いのある心地良い風が吹いてくる。

虎徹「ひょおう! 今日は結構風があるんだな」

虎徹「............」

虎徹「俺が初めてヒーローのスーツを着た日も、こんな感じで強い風が吹いていたっけか」

虎徹はタンスを漁り、過去に着ていた青色のスーツを取り出した。

虎徹「このスーツ、もう着ることはないんだろうな。昔はカッコイイカッコイイって言われてたのに」

虎徹「だってそれカッコよくないんだもん、か」

虎徹「まっ、何事にも流行り廃りがあるってのは分かってるがね」

虎徹「はぁ......」

虎徹「ん、何か風がいきなり......ってうおああああっ!」

風が突然強くなり、部屋中の物があちらこちらに散らばる。
虎徹が見つめていたスーツは、窓の外へと飛んで行ってしまった。

虎徹「おい、マジかよ! 待ってくれぇえええええ!」

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