魔王「勇者を育てて自分を討伐させる!」


1: ◆gxgeF/n1Es:2018/02/01(木) 20:34:29 :fCWfJJqA

魔王「はぁ~・・・俺が魔王になってどれくらいだろうか・・・」

側近「一千年と少しくらいですね」

魔王「この世界を統一してしまうともうやることないよな~」

側近「一応魔王様を倒そうとする勇者がたま~に来るじゃないですか」

魔王「その勇者が前に来たのはいつだっけ?」

側近「二百年くらい前ですね」

魔王「もう人間どもは諦めて魔族と普通に交流してるし・・・そもそも俺を倒そうとしていた神々が俺を崇めている状態だからな~・・・」

側近「魔王様でなければ世界は幸せにできませんでしたよ」

魔王「あ~・・・俺はなんかこう・・・ものすごく戦うのが好きだった気がする・・・」

魔王「だから戦って戦って戦って・・・いつの間にか魔王になってた」

側近「なにかものすごく省略された気がしますけど」

魔王「だってしょうがないじゃ~ん・・・もうよく覚えてないんだもの」

魔王「あ~あ・・・今日もこの異世界から来た漫画とかいうのでも読んで無駄に生きるか・・・」

側近「でしたらこれが昨日発見された新たな漫画でございます」

魔王「そこに置いておいて~・・・あとなんか飲むもの持ってきて~」


2: ◆gxgeF/n1Es:2018/02/01(木) 20:35:13 :fCWfJJqA

側近「かしこまりました」

魔王「えっと・・・これは新しいやつだな・・・おぉ・・・おぉぉおおぉ!」

側近「魔王様、お茶とお酒と炭酸水をお持ちしました」

側近「どれを飲まれますか?」

魔王「側近!俺は決めたぞ!!」

側近「はぁ・・・そんなにのどが渇いていたのですね。気が付かなくて申し訳ございません」

魔王「そうではない。俺を倒す勇者が現れないなら俺が勇者を育てればいい!」

側近「はぁ・・・しかし魔王様を倒すことのできるほどの力を持つ勇者など生まれるのでしょうか・・・」

魔王「異世界から連れてくればいい!漫画というものがこちらに来るのだから理論上これを書いたものがいるはずだ!」

魔王「ちょっと無理をすれば人一人連れてこれるだろう!」

側近「はぁ・・・まあ、理論上はそうかもしれないですけど・・・実際連れてくるときその者が死んでしまったらどうするのですか?」

側近「流石にそう何人もつれてこれないと思いますよ」

魔王「な~に、最悪魂を勇者の一族の赤子に宿らせるさ」


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