【ガルパン】お姉ちゃんスイッチ


1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/07(日) 21:27:59.48 ID:yFLsf5WwO


*最終章準拠です

*小説スタイルです

*短いです


2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/07(日) 21:28:46.02 ID:yFLsf5WwO


100メートルほど前方に隊長の背中を見つけた。ヨダレが垂れる。垂らしたままで、即座に駆けだした。かまわない。どうせ声をかける頃までにはシラフに戻ってる。

「たいちょう」

頬がぽうっと暖まり、ついでに日差しも暖かい。今日は風が冷たいけれども天気は良い。こういう日のお昼休みはこの季節であっても学園の中庭は賑やかになる。黒森峰の生徒はやわじゃない。あちらこちらで生徒達がご飯とおしゃべりをしてる。その大勢の生徒達の向こうに、隊長の背中はある。でも全然問題ない。運動神経には自信があった。

「ハッ、ヨッ、ハッ」


3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/07(日) 21:29:26.25 ID:yFLsf5WwO


右へ左へとヨダレをまき散らしつつ皆の間を走り縫う。生徒たちはめいめいおしゃべりに夢中なので別段こちらを気にしない。お互い様だ。自分の視線の先も隊長の背中にだけ照準を向けている。あれは隊長の背中だ。間違いない。髪型とか歩き方とかそういうがやっぱり隊長だ。
隊長は一人でいる。邪魔者はいない。おしゃべりをする絶好のチャンス。心のままにかけていく。

「ハッ、ハッ、ハッ、......ふ」

距離20メートルにまで接近、そのくらいで走るのをやめる。そこからは足音を消して、気配も殺す。ヨダレな気持もぬぐう。そうして、静かに少しづつ残りの距離を詰めていく。改めて、落ち着いて舐め見る。ハイソックス越しのふくらはぎの隆起とか、そういうところまで意識できる。やっぱり隊長で間違いない。ふくらはぎの筋肉がその歩行に合わせてゆったりと隆起を繰り返してる。見ていて飽きなかった。観察に満足をするということがなかった。隊長はつま先の踏み込みを激しくして歩く。そうすると隊長らしい堂々とした歩き方になるらしい。いつだったか小梅がそう教えてくれた。どうしてそんな事をしっているのかと問うと「みほさん」から教えてもらったのだと答えた。
少し、忌々しい気持になる。

「......」

意識が隊長のふくらはぎからそれていた。どこへそれた? ああやっぱり、忌々しい。


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