エミリースチュアート「大和撫子のお願い」


1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/08(月) 02:47:48.58 ID:avZpeVmy0

「まったくあの方は...」

仕事終わりで事務所へ帰るタクシーに乗りながら愚痴をこぼします。

「まあまあ、私のためですからね」

「分かっていますよ。プロデューサーはそういう人ですから」

隣の席に座っているエミリーさんにそう言われてしぶしぶ納得しました。

「事務所で開く私の誕生日会の準備をしてくださっていると聞きました!。ふふっ♪」

「あのプロデューサーのことです。きっとサプライズでも用意しているのでしょう」

「Wow!それは楽しみですね!」

喜ぶエミリーさんを見るとつい私まで嬉しくなってしまうのはなぜでしょう。

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2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/01/08(月) 02:49:02.40 ID:avZpeVmy0

「少しお聞きしたいのですが...エミリーさんは故郷に帰りたいと思うことはありますか?」

「帰りたい...ですか」

こんなタイミングで言うことではないと思いましたが、つい気になったので仕方ありません。

「思ったことが無い...と言ったら嘘になりますね」

「やはりそうですか...」

年上の私でも何度か思ったことがあるのです。

ましてや海外から来た13歳の女の子がそう思わないことなんてないでしょう

「すみません、突然こんなこと...」

「いえ、気にしないでください。それに家族とはよく電話で話しているので大丈夫ですよ!」

にっこりと微笑むエミリーさんは嘘をついている様子ではありませんでした。


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