勇者「みんな狂ってる」


1: ◆CItYBDS.l2 2017/03/14(火) 22:12:44.89 ID:0gaGGEw9o

勇者「みんな狂ってる」


勇者♂「みんな気を付けろ!魔物だ!」


戦士♀「ああああああああああああああああしねえええええええあああああ!」


戦士♀「しねしねしねしねえええええええええ!!!!!」


賢者♂「ふひゅあああ、あああああ」


賢者♂「もうだめだ!ああはあああ!いく!いくううううう!!」


僧侶♀「ブツブツブツブブツブツツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツブツ」


勇者「もうやだこのパーティー」


2: ◆CItYBDS.l2 2017/03/14(火) 22:14:34.69 ID:0gaGGEw9o



戦士「ああああぁっぁぁああああああああ!」


鈍い音がする
最近よく聞く音だ
肉と骨が砕ける音
戦士に飛びかかった魔狼が視界から消える


吹き飛んだ魔狼が俺の脇まで飛んできた
もはや犬の形はない、ただの肉塊だ


戦士の剣は相変わらず無茶苦茶だ
かつて国一番の剣士と呼ばれた剣の冴えは見て取れない
ただただ、その尋常ならざる腕力で剣を振りまわす


旅のはじめ
戦士は細身の剣を使っていた
あんなもので魔物が切れるのかと不安に思っていたが
杞憂だった


剣が魔物の首に触れるか否かの瞬間
一見緩やかに剣は引かれ、魔物の皮が、肉が、骨が裂ける
その所作は、まるで我が子を撫でる母親の手の様であった


それが何時からか、戦士は技と細身の剣を捨てた
彼女の手に握られている新しい剣は、厚く、重い
肉が裂けることはなくなった
代わりに爆ぜるようになった


だが、その一振りで魔狼の数は確実に減っていく



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