【俺ガイル×モバマス】八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「きっと、これからも」


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八幡「やはり俺のアイドルプロデュースはまちがっている。」凛「きっと、これからも」



2: ◆iX3BLKpVR6 2015/07/20(月) 02:40:24.92 ID:GSEOPeaN0




*


八幡「......は? 来られないかもしれない?」


思わず、素っ頓狂な声が出る。焦りの色が含まれているのが自分でも分かった。
携帯電話を掴む力が僅かに強くなり、相手の返答を固唾を飲んで待つ。


ちひろ『ええ。申し訳ないんですが、やはりこの天気では......』


電話越しに、幾分沈んだ声で話すちひろさん。
その言葉を聞いて、俺はチラリと窓の外へと視線を移す。


雨。いや、もっと正確に言い表すならば、豪雨とでも言えばいいか。


ザーザーと響くように鳴る雨音に、時折ガタガタと窓へと風が吹き付ける音も聞こえる。

まるで台風でも来ているのではないかと思うくらいの悪天候。こういったロケーションには定番とも言える、まさしく嵐である。いや、撮影まだ始まってないよ?


この旅館までの移動手段はバスしかない。
昼間乗ってきた時の道のりを思い出すと、確かにこの天気の中を来るのは厳しいだろうな。


3: ◆iX3BLKpVR6 2015/07/20(月) 02:42:28.41 ID:GSEOPeaN0




八幡「......この嵐が止むまでは、難しいって事ですか」

ちひろ『一応、予報ではあと三日もすれば治まるようですね。そうすればすぐにでも向かう予定です』


三日......結構かかるな。
予報で雨と分かっていたとは言え、まさかここまで規模がデカイとは。ついていないのにも程がある。


八幡「けど大丈夫なんすか? 撮影のスケジュールとかに影響したりは...」

ちひろ『予備日を設けてありますから、その点は大丈夫かと。多少押す事にはなりますが、事態が事態ですし仕方ありませんね』

八幡「そう、ですね......」


俺も一応スケジュールには目を通してあるので、予備日がある事は知っていた。山の天気は変わり易いと言うし、多めに取っていた事も。しかしそれにしたって初っぱなから使うとは予想すまい。


ちひろ『その間そちらの事は比企谷くんに任せる事になります。申し訳ありませんが、よろしくお願いしますね』

八幡「......うっす」


あと三日、俺たちはこの嵐が過ぎ去るまでこのまま待機しなくてはならない。そして面子はアイドル数名と俺のみ。......コナンくんや金田一がいなくて良かったぜ。いたら確実に誰か死ぬ。


ちひろ『まぁ、特に気負う必要もありません。これを機に皆さんと親睦を深めてください♪』


簡単に言ってくれるな。むしろもう色々といらぬ世間話まで済ませてしまった所だ。この分じゃ夕食時が思いやられる。

......っていうか、もしかしてこれから三日間ずっと絡まれっぱなしの可能性もあるんじゃねぇの? 何それ嫌過ぎる。


俺が驚愕の事実に戦々恐々としていると、そこでちひろさんは思い出したかのように声を上げる。


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