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美城専務「君に仕事を頼みたい」きらり「にょわ?」

2: ◆ikbHUwR.fw 2017/03/21(火) 03:36:49.21 ID:vaRfIaWv0


――専務室


『ガン! ガン! ガン!』

美城「……入りたまえ」

『ガチャ』

きらり「にゃっほーい! しつれいっしゃー☆ 専務さんおっすおっすぅ、急にお呼ばれしちゃってきらりびっくりしちゃったにぃ☆ なんだか学校の職員室みたいでどっきどっきぃ!」

美城「ふむ、職員室とは言いえて妙だな。しかし諸星君、私の知っている限りでは君の素行に問題があるという話は耳にしない。君でも教師に呼び出されるなどということがあるのか?」

きらり「きらりわるいことはしないにぃ☆ でもでもぉー、きらりちょっとだけ普通の子より力つおーいからぁ、そのつもりがなくてもたまーに物を壊しちゃうことがあるんだぁ☆」

美城「……なるほど、力が強いというのも考え物だな。ああ、力と言えば――ドアをノックするときはもう少し軽めでかまわない。あまり強く叩くとドアが痛む」

きらり「りょーかい☆ それでそれでぇ、専務さんきらりになにかご用かにぃ?」

美城「そうだな……ひとまずそこのソファにかけたまえ、楽にしてくれて構わない」

きらり「はーい、お邪魔しゃー☆ うっきゃー! 専務さんのお部屋のソファすっごい座り心地いいにぃ☆」

美城「それはなによりだ。さて本題だが……ひとつ、君に仕事を頼みたい」

きらり「にょわ? お仕事?」

美城「そうだ。私はつい先日、とあるパーティに出席してきたのだが」

きらり「専務さんパーティーでハピハピ?」

美城「いや……楽しめるようなものではなかったな。所詮はビジネス上の立場で招待されたものだ、仕事の延長と言っていいだろう」

きらり「うきゅ~、ざんねーん……それでそれで?」

美城「コムナ・ヴァイダンというファッションブランドを知っているか?」



3: ◆ikbHUwR.fw 2017/03/21(火) 03:38:52.13 ID:vaRfIaWv0


きらり「もっちろん知ってるにぃ! とってもハピハピでうっきゃーなお洋服がいっぱーい☆ でもでもぉ、お値段もとぉーってもハピハピだからぁ、きらりのお小遣いじゃなかなか買えないにぃ、しゅーん……」

美城「なるほど、ある程度は詳しいようだな。そのパーティの招待客の中にコムナ・ヴァイダンのデザイナーがいて、少々話をする機会があった。そこで先方からひとつの提案があった。諸星きらり、君をフランスのパリで行われる次期春夏コレクションのショーモデルとして起用したいとのことだ」

きらり「ショー……モデル? モデルさん?」

美城「ああ、ファッションショーのモデルだな。君は――というか、わがプロダクションのアイドルに経験した者はいないはずだが」

きらり「えっとぉ、ファッション雑誌のモデルさんなら何回かやったことあるにぃ☆」

美城「それはもちろん私も把握している。しかし、雑誌モデルとショーモデルは、同じモデルと呼ばれてはいても、全くの別物だと思っていい」

きらり「そんなに違うにぃ?」

美城「そうだな……大まかに言えば、商品をより多く購入してもらえるよう宣伝として着用するのが雑誌モデル、一方で洋服が最も美しく見えるよう着用するのがショーモデルといったところだ」

きらり「いちばん綺麗に見えればいっぱい買ってもらえるんじゃないかにぃ?」

美城「そうとも限らないのが販促の難しいところだな。写真に写るモデルがいかに美しく着こなしていようとも、それを見た誰かが自分で着用して同じように美しいかは別の話だ。顧客は一般人、モデルではない。だからスタイルの良すぎるモデルは参考にならない。もちろんある程度は見栄えも必要だから、標準よりややスタイルがいいというのが、多くの場合雑誌モデルに求められる体型だろう」

きらり「……にぃ」

美城「だが、コレクションブランドのデザイナーになるような人間は、本心では多く売るために手加減をすることなんて望んではいない。デザイナーとは商売人であると同時に一種の芸術家でもあるのだ。己の作品は、最も見栄えのよい形で披露したいと思っている。そのための場が、ファッションショーというものだな。ショーには莫大な費用がかかる。多少売り上げが伸びたとしても到底回収しきれないほどにな。だから、利益のみを追求するのであれば、むしろ行わない方がいい。事実、ファッション業界において好業績をあげているのはショーなどとは無縁のファストファッションを主としている企業がほとんどで、世界中で知られているような高級ブランドの会社が万年赤字ということも珍しくない」

きらり「そうなんだぁ、ちょっと意外だにぃ」

美城「ここまでで何か質問はあるかな?」

きらり「えっとぉ、そのお仕事がきらりに来たのは、やっぱし、きらりがおっきぃから、なのかなぁ……?」

美城「そうだな、我が社にはアイドル部門とは別にモデル部門があるが、君はモデル部門所属の誰よりも背が高い」

きらり「……そっかぁ」

美城「素晴らしいことだと思う」

きらり「え?」



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