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ガヴリール「救いたくて、救われて」

1:か ◆aDRXZRX9R2 2017/03/19(日) 04:47:14.00 ID:hgrN9pe4o




ピンポーン

ガヴリール(ヴィーネか)

ガヴリール「開いてまーす」

ガチャッ

ガヴリール「うーっすヴィー……」

男「……」ハァハァ

ガヴリール「はっ!? だr」ガバッ

ガヴリール「んぐっ! んっ!」ジタバタ

ガヴリール(なんだこのオッサンっ)

ガヴリール(口ふさがれたし、力強っ!)

ガヴリール(これマジでヤバイ奴じゃん!)

2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/19(日) 04:47:39.87 ID:hgrN9pe4o


                           ガチャッ
男「……」グイッグイッ
                      テクテク
ガヴリール(脱がされる!)ジタバタ
                ハッ
男「……」ハァハァ
        コトッ
ガヴリール(助けっ)
ゴスッ
男「がっ」バタン
ガッ
ゴスッ
ゴッ


3:か ◆aDRXZRX9R2 2017/03/19(日) 04:48:13.64 ID:hgrN9pe4o


ガヴリール「? 助かった?」

ヴィーネ「ガヴ! 大丈夫!?」

ガヴリール「ヴィーネ! いや、マジでありがとう、助かった」

ヴィーネ「良かった……間に合って」

ガヴリール「えっと、そのさ……」

ヴィーネ「うん……」

ヴィーネ「わかってる」


4:か ◆aDRXZRX9R2 2017/03/19(日) 04:48:40.83 ID:hgrN9pe4o


 ヴィーネは襲われた私を助けてくれた。
 きっとヴィーネも慌てていたのだろう。
 当然だ、ヴィーネは優しいから。
 だから、ヴィーネは加減を誤った。

ガヴリール「これ、どうしようか……」

ヴィーネ「やっぱり、死んでるんだよね……」

 ヴィーネと私の間には私を襲おうとした男が頭から血を流して倒れている。
 息を吹き返す様子はない。
 見よう見まねで脈拍をはかってみたが案の定脈は止まっていた。

ガヴリール「どうしようか……」

ヴィーネ「……正直に自首するよ」

ガヴリール「はあ!? お前それでも悪魔か!」


5:か ◆aDRXZRX9R2 2017/03/19(日) 04:49:22.55 ID:hgrN9pe4o


ガヴリール「ヴィーネは私を助けてくれたんだから……そんなのダメだよ!」

ヴィーネ「それでも、人を殺しちゃった事は許されることじゃない」

ヴィーネ「それに、このまま忘れて過ごすなんて、私にはできない」

 天使や悪魔は本来下界に干渉してはいけない存在。
 命を奪うなんてもってのほかだ。
 故に、天使や悪魔はそういった罪を犯した場合下界の法で裁かれた後に天界・魔界の法でも裁かれる。
 死刑とまではならずとも、封印は免れないだろう。

ガヴリール「っんなの……」

ガヴリール「……やだよ」

ガヴリール「ヴィーネが居なくなるなんて嫌だ!」

ガヴリール「ヴィーネが居るから私は安心して堕落していられるんだよ!」

ガヴリール「だから……居なくならないでよ……」


6:か ◆aDRXZRX9R2 2017/03/19(日) 04:49:49.73 ID:hgrN9pe4o


ヴィーネ「ねえガヴ」

ヴィーネ「私、やっと悪魔らしいことできたのかな」

ガヴリール「違うよ、ヴィーネは私を助けてくれたんだから──」 
 
 『悪魔じゃないよ』そんな言葉を言おうとして、止めた。
 悪魔じゃないなんて、ヴィーネを傷つけるだけだと気づいたから。
 どんな言葉をかければいいかわからない。
 昔の私ならばヴィーネを救うことが出来ただろうか。

ヴィーネ「……」

ガヴリール「逃げよう」

ヴィーネ「え?」


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