ベジータ「くそ……カサブタが気になって集中できん」悟空「剥がしちまえよ」
悟空「い? カサブタが気になんだろ? だったらよ、剥がしちまえばいいじゃねえか」
ベジータ「か、カサブタを剥がすだと......!? な、なんて奴だ......! そこまで馬鹿だったとはな......!」
悟空「なんだよ。剥がしたらヤベぇんか?」
ベジータ「痛いだろう!」
悟空「そりゃいてえけどよぉ......カサブタが気になって修行に身が入らねぇんじゃ、しょうがねぇじゃねえか」
ベジータ「ぐぅ......!」
悟空「おしっ! そんじゃ、オラが剥がしてやっからよ。膝、出してくれ」
ベジータ「や、やめろ!!! 貴様のような不器用な奴に任せでもしたら......想像しただけでゾッとするぜ......!」
悟空「なんだよ、こえぇんか?」
ベジータ「怖いに決まっているだろう! カサブタを剥がす行為に恐れを感じないとすれば、それは感情が無い機械ぐらいだ......!」
ベジータ「あいにく、オレは人間だからな......! 見ろ! カサブタを剥がすと聞いただけで、鳥肌が立ちやがる......!」
悟空「そこまで言うなら剥がすのはやめっけどよ......修業はどうすんだ?」
ベジータ「......ええい! 剥がせないのなら、削り取るまでだ!」
ベジータ「盛り上がっている表面部分だけ削ってしまえば、オレがカサブタに気を取られることもなくなる!」
ベジータ「カカロット! 瞬間移動でヤスリを持って来い!!! 今すぐにだ!」
悟空「お、おう」