俺ガイルSS『なぜか学校の階段には怪談話がつきまとう』


2: 1 2013/07/28(日) 00:36:32.76 ID:aQU6q7Wf0
「奉仕部で学校の怪談の真偽を確かめて欲しい?」

夏休み前のある日の放課後、奉仕部の顧問である平塚先生から、突然とんでもない案件を持ち込まれた。

俺はといえば、一日でも、いや一分一秒でも早く夏休みが来ないかとスマホのカレンダー画面を睨んでいたところである。
残念ながら今のところ捗ばかしい効果は見られない。
誰かフリックするだけで時間が過ぎ去るアプリとか開発してくれねぇもんかな。あとトラウマを削除する機能とか。

結衣「ふわわわわ」

例によってピンクがかった茶髪をお団子に結い上げた由比ヶ浜結衣がバカっぽい声をあげる。
こいつ霊感とか全然なさそうだけど超怖がりだからな。それでいて怖い話が好きだったりするし。なんなのその矛盾した思考。
3: 1 2013/07/28(日) 00:38:29.95 ID:aQU6q7Wf0
八幡「つーか、それって奉仕部の活動の範疇なんですかね?」

俺はあきらめてスマホをしまいながら、当然の疑問を口にする。

平塚「比企谷、怖いのかね?」

先生が形の良い指でピシリと俺を指差した。人を指差してはいけませんって学校で習わなかったのかよ?

八幡「や、一番怖いのは生きた人間ですから」

俺は無意識に俺の席の反対側、窓際に座る黒髪の美少女 ――― 雪ノ下雪乃を見ながら答えた。

雪乃「比企谷くん、何その胡乱な目は?私に何か言いたいことでもあるのかしら?」

八幡「いや、別に...」

あわてて目を逸らす。言いたいことは山ほどあるのだが怖いから言えないだけだってことくらい、いい加減気がつけよ。
だが、敢えてそれを口にしない俺はマジでジェントルメン。あまりに紳士的すぎて思わず複数形なくらい。

平塚「ふむ、ありきたりなセリフだが、キミがその腐った眼で言うとなかなか説得力があるものだな」

八幡「ほっといてください」こちとらスマホとにらめっこしてて目が疲れてんだよ。つか、それ絶対に褒め言葉じゃねーだろ。
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