【モバマス】鷹富士茄子「不運で幸運な雨」


引用元:

1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/12/10(土) 17:25:24.98 ID:k7pOkV1Y0
しんしんと雨が降っています。

「飴じゃなくて雨ですよー......なんて」

自分の言葉に、私はくすくすと笑ってしまいました。もしも本当に飴が降ってくるなら、それはとても素敵なことだと思います。

そう言うと「いや、危ないだろ」と冷たく返されました。そういうわけじゃないのに......Pさんには乙女心がありません。

「まあ、乙女じゃないからな」

Pさんが言って、傘をこちらに傾けます。......私から見て反対の肩が濡れています。

「Pさん、肩、濡れてますよ」

「気付かれたか」

「はい。ですから、もうちょっと近寄りましょう♪」

私がぎゅっとPさんの腕に抱きつこうとすると、傘を持っていない方の手で押し返されてしまいます。......むぅ。

「せっかくの相合傘なんですから、二人とも濡れないようにもっと近寄った方がいいと思うんです」

「だとしても、抱きつく必要はないだろう」

「抱きついたらあったかいですよ?」

「そこまで寒くないから問題ない」

「私は寒いんですー」

「ならコートを貸す」

「それじゃあPさんが寒くなっちゃうじゃないですか」

「じゃあどうしろって言うんだよ」

「私がPさんに抱きつけば問題ないです」

ふふん、と胸を張ると「あるわ」と軽く頭にチョップされてしまいました。......痛い。


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