【艦これ】深海の呼び声【中編】






265 : 以下、名... - 2015/02/12 01:08:07.07 Ux3jjCbpo 160/468

51.

訓練の帰り、車中で提督はぐっすり眠ってしまっていた。

「提督はお疲れのようですね」

運転手を務める無線班は苦笑気味にそう言った。

「司令は着任以来まだ休みなしで勤務していますからね!」

後部座席で比叡が頷いた。艤装は横に乗せている。

「提督室は毎日遅くまで照明が点いています。きっとあまり寝ておられないのでしょう」

「確かに司令は毎朝とっても眠たそうです!」

「実に仕事熱心な方です。やはり中央では活躍しておられたのでしょうね」

「中央、ですか?」

「ええ、はい。中央にはやはり実力のある方が集められますから。この方も中央から派遣されてきたと聞き及んでおります」

「そうなんですか」

「ですからきっと、この鎮守府を改善するために尽力されているのだと、みな期待しているのです」

「確かに司令は他の方とは違います。私は、みんなのために働くことができて嬉しいです!」

「我々も、同じ気持ちなんです。この鎮守府が変わっていく、そんな実感があります。それが、本当に嬉しいのです」

「はい!」

比叡は満面の笑みを浮かべた。

266 : 以下、名... - 2015/02/12 01:10:02.66 Ux3jjCbpo 161/468

52.

「首いてえ...」

提督は執務机で首に手を当てて呻いた。

「何。軟弱ね」

詰め碁で遊びながら霞が一刀両断。

「車の中で寝るもんじゃないな。ケツも痛いし」

「知らないわよ、このクズ。羽黒といいアンタといい睡眠の管理を疎かにしすぎよ」

「ああ、羽黒もなんか眠たそうだよな。昨日の夜もあれ絶対寝てたぞ」

「今朝もおかしかったわ。まったく、情けないわね」

ノック。
羽黒と龍田が入室する。

「うわさをすれば影だな」

「?」

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