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【モバマス】P「輿水幸子は無数に存在する」

引用元:

1: ◆JeBzCbkT3k 2016/12/07(水) 20:55:26.67 ID:Q/KsUm3o0

そこそこ長いです。あとSF考証してません。



人を選ぶ内容かもしれませんが、お付き合いいただけますと幸いです。

SSWiki :





2: ◆JeBzCbkT3k 2016/12/07(水) 21:00:38.36 ID:Q/KsUm3o0

 俺の人生は幸子のためにある。

 輿水幸子というアイドルを育むことこそが俺の生きがいであり、命そのものだ。
 全人類が輿水幸子に溺れ、その渦の中心で俺は彼女を足下から見上げる。
 そんな未来を夢想して日々を生きている。プロデューサーとしての本懐だ。

 幸子と出会ってから未だ半年。ようやく道を歩み始めたところ。未来絵図に辿り着くのはまだまだ先のことだ。
 どういうルートを通ってゆくのかすら、まだ決まってはいない。

 幸子は莫大な可能性を秘めている。
 幸子の才能は高さだけでは表現できない。
 高さでなく、幅なのだ。
 多岐にわたる選択肢を、幸子は持っている。

 例えば清純派アイドルとして売り込んでも良い。
 小悪魔アイドルとして売り込んで良い。
 はたまた芸人じみたキャラでもいけるだろうし、歌唱力を武器に孤高のアイドルを気取るのもアリだろう。
 なんならユニットを組んでリーダーを務めさせるのも良い。

 デビューを目前に控えた今の時期、まだ幸子はどの色にも染まっていない。
 方向性は俺のプロデュース次第だ。
 本心では俺なんかに務まるとは思えない大役だが、務まると信じなければ幸子に失礼である。
 だからこそせめて全力で。輿水幸子の第一のファンであることに誇りを持ち、プロデュースには己の全身全霊を注ぎ込む。

 まだまだ幸子は成長途中だ。
 俺はそんな幸子の手となり足となり、プロデュースに己の全てを捧げる今の生活が、心底楽しくて堪らない。


3: ◆JeBzCbkT3k 2016/12/07(水) 21:02:39.65 ID:Q/KsUm3o0

 課長との打ち合わせを終え、小会議室を出る。

 打ち合わせの内容は、幸子の初シングルの販促について。
 デビュー当初は、輿水幸子という名前を消費者に覚えさせなければ話にならない。
 事務所所属のアイドルがパーソナリティを務めるラジオへの出演、地方のショッピングモールを回るミニライブツアー。

 まずは正統派キュートアイドルとして、『可愛さ』を武器に闘っていくつもりだが、やはり確固たる方向性はそろそろ決めておかねば。すでに遅すぎるくらいだ。
 素の幸子に一番近い形が理想ではあるが――それがアイドルとして上を目指すための最適解とは限らない。
 少しのズレは許容しよう。
 幸子本人の希望も重要だ。

 白い壁紙に挟まれた廊下を歩き、執務室へと急ぐ。
 今後の方針を話し合うため、幸子を待たせてしまっているのだ。
 課長との打ち合わせの前からだから、そろそろ痺れを切らしている頃だろう。

 ああ、ほら、噂をすれば幸子から着信だ。

「もしもし、悪いな幸子、少し打ち合わせが長引いて――」

『そんなことは良いですから早く来てくださいっ! 大変なんですっ!』


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