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SSなび

SS宝庫~みんなの暇つぶし~

1: ◆uSEt4QqJNo 2014/12/25(木) 19:26:20 ID:MBDC90YI


リヴァイが廊下を歩いていると、目の端にちらちらと埃のような白い物が見えた。

確認しようとそちらにへ目を向けると窓の外では雪が舞っていた。


「......」


暫し足を止め、無言で今から向かう心底冷えそうな外を眺める。
彼は何故だかハンジの頼み事を聞き入れてしまい、買い物に付き合う事になっていた。

買い物と言っても兵団で必要な物が大半ではある。

しかしそれ以外の物――大概が本だが――も多く、断ろうとしたのだがハンジのよく回る舌がリヴァイを説き伏せた。

いや、説き伏せたと言うよりは気がつけば荷物持ちとして共に街へ行く事が決定していたと言う方が正しい。

とは言え、雪が降ると分かっていたなら意地でも承諾などしなかったものを。

そう思い彼は軽く舌打ちをした。



2: ◆uSEt4QqJNo 2014/12/25(木) 19:27:10 ID:MBDC90YI


「リヴァイ!」


名を呼ばれ振り向くとそこにはリヴァイを言葉ずくで承諾させたハンジ・ゾエが軽く手を上げ、
笑顔でこちらへ近づいてくる所だった。

ハンジは普段は頭の切れる、どちらかといえば常識のある人間なのに巨人の事となると常軌を逸した行動をとる。

巨人の行動を可愛いと称し、奇行種ともなれば興奮の度合いが酷い。

根底では巨人の謎を解き明かし人類が安心して暮らせる世界を望んでいる筈なのだが、
その言動はやはり変人と言わざるを得ない。

そんなハンジをリヴァイは親しみを込めてクソメガネ、若しくは奇行種などと呼ぶことがある。