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【まどか☆マギカSS】 神の国と女神の祈り ─18─(完)

560 : 以下、名... - 2016/04/28 00:05:03.74 bTfUGivF0 3015/3130

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"Madoka's kingdom of heaven"

ChapterⅦ: Wall breached

【まどか☆マギカSS】 神の国と女神の祈り

Ⅸ章: 神の国 攻防戦


第84話「騎士よ、立て!」


鹿目円奈は聖地を守る作戦を立てるため、本国に戻って、聖都の市壁から見渡した砂漠の、一定の距離の地点ごとに、それぞれ目印となる白い石を、置き並べていた。


部下たちが砂漠へ突っ走り、1ヤードごとに瘤が結ばれた測り縄を市壁から伸ばし、150ヤードの距離、300ヤードの距離、400ヤードの距離の地点にきたとき、石をコツン、と線上に並べ置いていった。


そのあとで白い塗料を塗りたくって、聖地の市壁に立っている者からもよく見てわかるようにした。


「次は400!」


と、円奈は、城壁の凹凸した狭間から小さな背丈の身をやや乗り出し、目で見送りながら合図を送った。

すると、近くの防御塔に立っていた側近のアルマレックが、400を意味する旗を、大きく空へ持ち上げる。


砂漠の側に立っている部下たちが、その合図旗をみて、「400だ!」と声を掛け合い、測り縄ではかった、エレムの市壁から400ヤード離れた地点のところに、石を置く。


そのあと、バケツに入れて運んだ白い塗料をハケで塗る。

聖地の都からも、目前に広がる砂漠のうち、どこが400ヤードの地点か目で見て把握できるようになった。


こんな調子で、鹿目円奈は、4日後か5日後に到着するであろう雪夢沙良の軍に対抗するため、いろいろ準備をしていた。

が、そのとき。


思いもかけず彼方遠くの砂丘に、サラド国の月印を描いた旗をもった騎兵が一人、現れた。

砂丘の天辺にてゆらゆら蜃気楼にゆれて、熱気の中に旗を漂わせている。

561 : 以下、名... - 2016/04/28 00:06:56.97 bTfUGivF0 3016/3130



それを城壁から見つけた円奈は、身をのりだした体勢をととのえた。城壁の狭間に腕をおき、平静に、落ち着いた声で味方へ告げた。


「きたよ。敵軍が到着した…よ」


「あれは、一騎に過ぎません」

味方の市民兵士が一人、円奈に口ぞえした。


「ううん」

城壁に腕から寄りかかっていた円奈は、その背後に控える軍の存在を悟っていた。

首を横にふり、冷静に戦況を判断し、口にした。「全軍だよ」


そして、円奈の直感は正しかった。

つまり、先頭に一騎ぽつんと立った敵兵は、全軍の進行方向を定める指針のため赤色の旗を翳す一騎だった。


この騎兵がたつ砂丘の背後には、この騎兵の赤旗を目印にしてぞろぞろと動く20万人の大軍勢があった。


砂漠の丘を乗り越えつつある軍勢。その後ろに広がる大地に、永遠と横たわるように伸びきった大軍。


軍隊に参加しているのは、4000人の兵役につく魔法少女たちである。


この敵軍が鹿目円奈の戦う最後の相手である。


砂漠の戦いを知り尽くしているサラド軍の進軍は、水の確保、熱射病対策をしっかり整える。

炎天下の進軍を兵力欠くことなく進めるため、兵士達には重たい装備はさせず、軽装の武装をさせてエレム本国に接近する。


つまり、聖地のところまで、やってきたのだ。

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