【まどか☆マギカSS】 神の国と女神の祈り ─7─



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236 : 第27話 - 2014/07/19 21:58:19.46 aWm0Od2+0 1077/3130

第27話「馬上槍試合大会・一日目」

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ゴーンゴーン。

翌朝を知らせる、都市の支庁舎の鐘が都市に響き渡る。


まず都市広場から、赤い三角形の屋根が並ぶ貴族層の住宅から、流れる川のむこう側の町まで。


朝を知らせる鐘は鳴り響く。


馬上槍競技───ジョスト大会の開催だ。


競技大会は都市の闘技場で開催される。


闘技場は木造の建造物で、ぐるりと長方形に観客席が設けられた劇場だ。


階段状の観客席の桟敷は朝早くにもう人で埋め尽くされ、登場する世界各国の騎士たちに声援をおくっている。


世界各国!

少なくとも”西世界の大陸”にある各国の腕に覚えのある地方諸侯の選手たちが、エドレス国開催の馬上槍競技にごぞって名乗りをあげ、名声と勝利を求めて今日の競技大会に集結した。


劇場のなかの騎士たちは、すでに観客席の声援に包まれながら、自分たちの国で熟練した馬術をみせつけて、観客を楽しませている。


リズミカルに踊るように蹄で歩く馬たち。まるでスキップしているかのような馬の動作は、ノリノリで、美しい馬術だった。騎士たちの馬術のほどがうかがえる。


定期的に開かれる馬上競技大会は、円奈がエドレスの都市を訪れたときも、まさに世界選手権が開催されている期間ちょうどそのときだった。


そのなかでも今回開催される大会は、年に一度の、馬上槍試合の大型選手権だ。

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