八幡「川崎家に居候することになった」沙希「遠慮しないでいいから」


2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/08/14(金) 19:55:23.15 ID:WGZ//NmAO

『誰だお前?』

『おい、近寄んなよ』

『キモッ』

『ギャハハハハ、コイツ本当に来やがった!』

『罰ゲームに決まってんだろ』

『なにマジになっちゃってんの?』

『勘違い野郎』

『身の程をわきまえろっての』

3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/08/14(金) 19:56:04.01 ID:WGZ//NmAO

八幡「..................」

八幡(俺はベッドで上半身を起こす)

八幡(最悪の目覚めだった。夢で安心した、なんてことはない)

八幡(過去の記憶を夢の中で反芻しただけなのだから。くそ、昼寝なんてしなけりゃよかった)

八幡(いくら過去の事とはいえ、嫌な記憶を凝縮して見せられたのは精神的にキツい。俺は頭を振って陰鬱な気分を無理やり追い出そうとする)

八幡(今日は春休み初日で、お祝い事をするんだから沈んだ気持ちでいるわけにはいかないからな)

八幡「よっ、と」

八幡(俺は自分の頬をパン、と叩いて無理やり奮い立たせ、ベッドから降りた)

4:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/08/14(金) 19:57:38.98 ID:WGZ//NmAO

八幡(時刻は夕方に差し掛かろうという頃だ。階下に降りると雪ノ下と出くわした)

八幡「よう。もう来てたのか」

雪乃「ええ、準備も色々あるし」

八幡「悪いな、こっちが誘ったがわなのに」

雪乃「いえ、私も祝うほうだもの。それは構わないのだけれど............」

小町「あ、お兄ちゃん起きた?」

八幡(台所から顔を覗かせた小町が手を振ってくる)

雪乃「祝う対象に祝う準備をさせてどうするのよ。こんな時くらい役に立とうとは思わないのかしらゴミ谷君は」

小町「いえいえ、いいんですよ雪乃さん。ゴミいちゃんがいるより小町と雪乃さんでやった方がはかどりますし」

雪乃「それもそうね」

八幡「............」(ズキン)

八幡「まあ男子厨房に入るべからずって言うだろ? ちょっと顔洗ってくるわ」

八幡(俺はやや強引に会話を打ち切り、洗面所に向かう)

八幡(そう、今日は小町の総武高校合格のお祝いをするのだ)

八幡(はっちゃけた親父やテンションの高い由比ヶ浜のせいですでに何度も祝っているのだが、何かと勉強を見てくれた雪ノ下に改めてちゃんと礼を言いたいという要望のため、ウチに招待して何度目かの合格祝いをすることになったのだ)

八幡(家庭の事情やら用事やらで春休み初日である今日実行となった。両親も早めに帰宅することになっているが、料理などの準備は雪ノ下や小町自身が行っている。まあ俺より腕はいいからな)

八幡(あ、俺も一応手伝おうとはしたぞ。断られただけで)

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